地冷え
町で噂のジビエバーガーなるものを食してみました。
去年もこの季節に発売されたのですが、またたく間に売り切れてしまって食べられなかった鹿バーガー。
去年は丹沢の鹿だと思いましたが、今年は信州と書いてありますね。
近年鹿が増えすぎて害獣化しているとのことで、毎年大量に殺しては埋めて処分していたらしいのですが、どうせなら食べようということで売り出されたそうな。
そういえば丹沢で、山道のまん中に極悪な鹿が座りこんでいてどいてくれず、なかなか通れなかったことがありました。
そんなこんなで興味津々だったジビエバーガー、はっきり言ってたいそう美味でした。
肉にかたくて噛みきれないところがあって、ふむふむ鹿なのか、といったバーガーでした。
むかし静岡県の山奥で、自称猟師のオジサンが撃ち殺した鹿の脚をかついで現れ、その場でナイフで肉を削ぎとって、生で食べさせられたことがあった。
その時ばかりは命というものに思いがめぐりましたな。
人間が山で鹿を一頭撃つたびに、大地が悲しみで凍りつくような・・・
秋がやってくると大地は冷え、鹿たちがほろほろ泣くような・・・
ところでジビエというのはフランス語だそうな。
わしゃてっきり「地冷え」だとばっかり思っていたので、なにやら自然の畏怖のようなものをその言葉から感じとっていましたが、なんだ、フランス語ってオシャレじゃないか。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/moonlight-kenya/
2014-11-06 20:36
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